歌花史庵 かかしあん

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林檎

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お日さまぽかぽか暖かい日
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林檎畑に行きました
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青い空と赤い林檎
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どちらも輝いて見えました
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丁度お腹が空いたので
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林檎をひとつ もぎました
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真っ赤でかわいい赤い林檎は
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食べられたくないと泣きました
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泣いている林檎を見ていたら
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なんだか悲しくなりました
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それでもお腹はぺっこぺこ
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どうしたら良いかわかりません
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その時空から声がしました
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林檎や林檎 赤い林檎
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お前はこうして食べられて
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子どもを未来に残すのだ
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なんにも悲しいことはない
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その子に食べてもらいなさい
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林檎はすぐに泣きやんで
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食べて下さいと言いました
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赤い林檎は甘酸っぱく
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塩辛い涙の味がしました
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食べ物は大切にしましょう
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by ekoekolove | 2009-11-06 22:15 | 童謡詩

青い実と小鳥と私

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林の中を歩いていると、青い実をつけた木を見つけました。
まだ秋も始まったばかりの頃のことです。
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私が歩いた林は、山の上にあったので
もっと低い場所では、今頃この実がなっているかも知れません。
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小鳥のさえずる林の中、不思議とこの実には
たった一羽の鳥さえも、寄って来ようとはしませんでした。
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蒼褪めたこの実は、おいしくないのでしょうか。
もっとおいしい物が、近くにあったのでしょうか。
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この木にとまる小鳥の姿が見たかったのですが
終ぞ小鳥は現れませんでした。
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静かな静かな林の中
小鳥の声だけが聴こえました。
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青い実を見つけた私は
小鳥の姿を探しました。
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艶々とおいしそうな青い実は
小鳥には魅力的ではないかと思うのです。
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この青い実に小鳥がとまれば
さぞかし絵になることでしょう。
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そう思って私は
小鳥がやって来るのを待ちました。
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けれども小鳥はただ遠くで
はばたきさえずりを繰り返すばかり
近くに来ようとはしませんでした。
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山の上の方の林の中で
私は木の実を見つけました。
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青いおいしそうな木の実なので
きっと小鳥が食べに来ると
私はここで待っているのです。
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諏訪の写真がまだあるのです。
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by ekoekolove | 2009-11-04 19:06 | 散文

山法師

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「もし、もしお法師さま」

か細い女の声がした。
枝を巡らせて後ろを見ると、両足のない、白装束の女。
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ぎょっとして見ないふりをしようとしたが、女の恨めし気な目に、射られてしまった。
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「山にお棲まいのお法師さまとお見受けしました。
どうぞわたくしをお助け下さい」
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わたしは法師と名はつくが、ただの木だ。
説法などまるで知らないし、人を助けたことなどない。
戸惑っても、女はそれに気づく気配がない。
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「この世に残した幼子を案じて、成仏することもままなりません。
けれどあの子には新しい、優しいおっかさんができました。
わたくしはもう無用の者。
どうかどこへゆけば良いか、お知恵を授けて下さいまし」
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どう応えていいものやら。
私は坊さまではないのだ。
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その時、鵯(ひよどり)の群れがやって来て、私の枝のあちこちに停まった。
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「さぁみんな、ここの赤い実をお食べなさい」
親鳥が一回り小さい子らに言った。
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「おっかさん、ここには蛇は来ないの?」
小さい子のひとりが訊いた。
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「ここは大丈夫。
葉っぱがたくさん茂っているから、上の枝までは来ないのよ」
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なるほど、毎年実をつけると、鳥たちが大挙してやって来る理由が解った。
私の枝は切る者がいないから、高く高く、生い茂っているのだ。
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「この山法師さんのお陰で、毎年冬を越せるのよ」
母の言葉を聞いているのかいないのか、子どもたちは、私の実を突っついている。
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子どもは元気なものだ。
人間の子どももたまに来るが、それまでに実は、鳥たちに食べ尽くされ、誰も存在にすら気付かない。
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ふと思い出して見ると、女は微笑んで、鵯の子らを見詰めていた。
今年も実をつけて良かったと思った。
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子どもらは食べるだけ食べるとうとうとし出し、気付くと、女はもういなかった。

何か声をかければ良かったのかとも思ったが
私は四季の営みを繰り返せばいいのだと、なんとはなしに思った。
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ヤマボウシの由来とは無関係です。
てか、知らないし。
読んで下さったそこのあなた!
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by ekoekolove | 2009-10-13 21:45 | 散文

それぞれの収穫

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朝、庭の向こう側の畑に行った。
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採ったばかりの水茄子、食べてみてと義母が言う。
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瑞々しくて甘みがあった。
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朝食の後、夏用の靴がないので、アウトドア専門店に行った。
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予算と好みの都合上、旦那とお揃いになってしまった。
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欲しかった熊除けの鈴。
高周波の風鈴のような音がする。
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お昼はネパール料理屋さんへ。
このお店についてはまた今度。
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チュウサギが畑で餌を探していた。
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雨にも負けず
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あたしたちの視線にも負けず。
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この中に何がいたのだろう。
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足りない物を買いに、巨大ショッピングモールへ。
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義母がワンピースを買ってくれた。
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屋上駐車場からの眺めは、浜松の街をよく表している。
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ワインの棚と打ちっ放し。
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天井の飾りがない方が、素敵だと思う。
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申し訳程度の青空。
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可愛い子たちがいた。
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おかーさんおかーさん!
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待てないよう!
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明日は、晴れますように。
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by ekoekolove | 2009-07-27 21:14 | 繪子のお散歩

月曜移動美術館

こんばんは。
月曜移動美術館の時間がやって参りました。

本日はルリ男公園からお届け致します。

作家は
岡虎之尾
大葉擬宝珠
薮萱草
男郎花
空 の五名です。

ごゆっくりご鑑賞下さい。
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「うたかた」
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「寄る」
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「geometry」
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「薄墨」
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「指」
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「しとやかな」
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「流水紋」
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「をとこゑし」
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Shiki彩々
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「無題」
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「舞花」
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「赤い梯子」
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「彼岸」
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「此岸」
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「スポット」
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「ギフト」
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「光臨」
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「夕凪」
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「茜空」
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「月と鉄塔」


ルリ男公園の作品たち
如何でしたでしょうか。

さ迷う美術館、またお会いしましょう。



次回の予定はありませぬ。
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by ekoekolove | 2009-07-06 22:12 | 繪子譚日日新聞

ルリ男公園花便り

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咲きかけの合歓は、果物のような瑞々しさ。
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終わりかけの紫陽花は、色を失ってラムネのよう。
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エレガントな岡虎之尾。
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山の中の薮萱草(ヤブカンゾウ)は、野趣としとやかさが同居している。
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深窓の藪蘭。
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レンズの中に写りこむ木々。
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出遅れた為に、目を惹く薊(アザミ)。
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君は、なんて名前なの?
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まだつぼみの男郎花(オトコエシ)。
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一輪だけ咲いていた、山不如帰(ヤマホトトギス)。
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葉にしなだれかかる、大葉擬宝珠(オバギボウシ)のつぼみ。
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この実はどんな色になるのだろう。
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見つけた、ほよ。
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満開の姿をみたかった、秋の田村草。
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咲き遅れを恥じらうように、草の中に咲いていた野茨。
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夕焼けに染まる蛇の髭。
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誘惑してる?
どんな夢が見られるんだろう。
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久し振りに鳥も撮って来ました。
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by ekoekolove | 2009-07-04 23:59 | 繪子のお散歩

花咲く山へ

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花の丘の上を、電車が走って行った。
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飯能までドライヴ。
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暑い。それ飲ませろ。
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夾竹桃も鋭く見える。
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こじゃれた火の見櫓。
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向日葵もダレている。
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飯能の町は、面白そうだ。
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天覧山に登る手前で、出会った花。
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民家の庭先の、上品なむくげ。
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空地に咲いていた、蛍袋。
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大金鶏菊らしい。特定外来生物。
他の植物の生態系を脅かす為、無許可で栽培することは出来ない。
山に種が飛ぶようであれば、排除されるに違いない。
花に罪はないけれど。
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天覧山には、大葉蛇の髭が群生していた。
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頂上で咲いていた、名前の判らない木の花。
下野か、否か。
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これは茅(ちがや)か。
石碑の前で揺れていた。
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そそるきのこ。
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誘惑する苺。
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可愛い子に会った。
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赤升麻(アカショウマ)か。
乳茸刺(チダケサシ)か。
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今年になって初めて、どくだみを撮った。
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小さ過ぎて判らないけれど、うしはこべかもしれない。
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帰りにもう一度、むくげを撮った。
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家のひとが出て来て、鋸草だと教えてくれた。
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これは茅のなれの果てか。
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最後に、長い間、逢いたかった花に会えた。
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道路が超混みでした。
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by ekoekolove | 2009-06-27 22:24 | 繪子のお散歩

桑の実

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うだる熱気に焙られていたら
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いきなり頭に飛び込んで来た
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夏の初めのあの日のこと
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中学校の金網を
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白いレースのワンピース
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裾を絡げてよじ登り
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黒い桑の実食べていたら
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服も黒く染まって行った
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家に帰って叱られたけど
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叱られたって構わないから
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もう一度食べたい
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あの日の桑の実
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今日は画像、大幅にいじりました。
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by ekoekolove | 2009-06-26 20:36 | 散文

補遺

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すでに夏の気配だった
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五月二十二日の水元公園。
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影は色濃く
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空は青い。
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木陰でようやく、息をつける。
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青い絨毯が冷たい、林の中。
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忘れられたように佇む遊具。
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まだつつじが咲いていた頃。
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メタセコイアは、風に踊り
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箱柳はジリジリと体を焼く。
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睡蓮のつぼみを眺める黄菖蒲。
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カワセミの里で、熱を放つ古いメカ。
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うつぼぐさは、黄昏の近未来のタワー。
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ギラギラした色彩のこうほね。
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ふんわりと優しい草も
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葉に透ける花の影も
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群れをなす黄菖蒲も
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もうひと月前の景色。
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背筋を伸ばす葦。
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むしられた姫蒲。
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姫女苑萌ゑ。
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おおよしきりもつばめも
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黄昏には、まだ早い。
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載せていない植物があったので、今さら五月の写真。
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by ekoekolove | 2009-06-19 22:44 | 繪子のお散歩

繪子譚日日新聞 : フォト絵巻「鏡」

雨の日の朝
鏡を見つけた。

紫陽花の鏡は落ちて砕けた。
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「いいの、たくさん持ってるから」

姫沙羅は、重そうだ。
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「仕方ないわ、たしなみだもの」

折り鶴蘭は応えもしない。
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「鏡よ鏡・・・・・」

南天は優しく言った。
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「あなたもお顔を映してご覧」

昼咲き夕顔はうなだれていた。
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「今日はなんだか目が開かないの」

可哀想になって、あたりを見渡すと
雨が止んで、道に大きな鏡が出来ていた。
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や、これは、昼咲き夕顔に知らせてやろう。

そう思った僕は、向き直ったが
彼女らはもう微笑んでいた。
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「やっと見えた!嬉しいわ!」

喜んでいるなら、お節介は止そう。
そして今度は、桔梗に会った。
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「妾(アタシ)の鏡を知らないかぇ?」

物知りのつげに訊いてみた。
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「東の方へ行き給え」

ぶら下がっている石斛(せっこく)に訊いた。
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「紫陽花に訊いてご覧なさい」

そう言えば最初は紫陽花だった。
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「それは私じゃなくってよ。
お隣さんかも知れないわ」

成程、隣にも紫陽花がいた。
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「さっきまではあったのだけれど。
もっと東へ行ってみなさい」

東隣の茱(ぐみ)も言った。
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「早く早く!
急いで急いで!」

とうとう下野(しもつけ)まで来てしまった。
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「ちょいと兄さん、寄っておいきよ」

東の紫陽花に辿り着いた。
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「わたしたちは持っていないけれど
隣の薔薇をご覧なさいな」

薔薇の足元にそれはあった。
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「午後の鏡は心を映すの」

八つ手の心はザラザラだった。
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「やっつ手があったって
忙しくって磨いてられねぇ」

僕はすっかり嬉しくなって
それからあちこち見て歩いた。
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明日になれば、あの桔梗も
自分の鏡を見つけるだろう。
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植物の名前、自信ありません・・・・・
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by ekoekolove | 2009-06-11 22:42 | 繪子譚日日新聞