歌花史庵 かかしあん

カテゴリ:散文( 86 )

空の上の

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たかいたかい 空の上
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おいでおいでと くもがよぶ
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お花を挿して あげようか
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雫でかざって あげようか
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お花と雫の ハンモック
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霧のレースの 重い天蓋
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お腹をすかせた くもの営む
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空の上の レストラン
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おいでおいで...........

ニュー・カサヤマ
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by ekoekolove | 2011-10-20 18:09 | 散文

野山の花火

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花火を見たくて野山を歩く。

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一寸玉を見つけたけれど

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いつまで待ってもあがらない。

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もし、もし、きみは、花火さん?

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私はお花、ギンバイソウよ。

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空に浮かぶ光の環。

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もし、もし、きみが花火さん。

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違うよ、私は糸職人。

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錦の糸で、罠を織るんだ。

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灯らないお花に錦の罠に

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蜻蛉は羽を乾かすばかり。

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もし、もし、と蜻蛉に尋ねようとすると

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突然あがる

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野山の花火。

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だれも囃さず、音もなく

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行き交うひとは、知らないけれど

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ひっそりあがる野山の花火。

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夏の昼下がりの

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できごとでした。

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by ekoekolove | 2011-08-17 23:13 | 散文

カーヴミラー

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カーヴミラーの向こうに

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広がる畔花壇。

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マリィ・ゴールド、色を増やして

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夏のおめかし。

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懐かしの花は、お日様にはしゃいで。

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百合たちは華やかにうたい

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綿毛は羽根のように水を含み

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にぎやかなヘラオオバコと

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ねじを登りたい子と

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あんまり騒ぐから

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眠そうな秋の子が

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もう、起きちゃった。

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ミラーの手前で曲がろう

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まだ早いと

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夏が咲くから。

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たむろ.....
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by ekoekolove | 2011-07-03 23:59 | 散文

ゆりかご

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ひんやりと
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ゆれる ゆりかご
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おいでおいで
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お花がさそう
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ぐっすりねたい子
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おいでおいで
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手ぐすねひいて
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おいでおいで
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お花の下の
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ねむりの精の
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つむぐゆりかご
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よい子で おやすみ
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by ekoekolove | 2011-06-26 22:10 | 散文

まどろみ池

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まどろみの花が開くとき
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ぽん、と音がするという
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おはよう
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早起きのお花
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次々に目を覚まして
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大きな目を見開いて
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午前のお日様を浴びたら
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もう
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おねむの時間
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とろん、と音もなく
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日差しに溶けて
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おやすみ
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早起きのお花
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まどろみに
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お帰り
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by ekoekolove | 2011-06-19 20:34 | 散文

おどりこそう

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初夏の河原の
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踊り子草
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ほんのりほてった
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かわいい子
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木陰にぽつんとたたずんだり
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みんなでわいわいおしゃべりしたり
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ありさんようこそ
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眺めはいかが?
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おともだちもたくさん
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遊びにきます
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初夏の河原のくさむらの
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小さなお花の物語
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by ekoekolove | 2011-05-16 20:49 | 散文

しずくの鍵盤

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キラ コロ
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音を立てる
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小さなしずくは
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気ままな鍵盤
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奏でるねいろは
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奏でるひとの
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思いの数だけ
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広がる
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鍵盤
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by ekoekolove | 2011-05-12 20:27 | 散文

桜前線

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強く暖かい風の吹いたこの日。

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濃いピンクの枝垂桜は、遠くから見れば満開。

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まだつぼみをつけて
染井吉野を見る気になれないひとのことも
お花は待っている気がした。

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代わりに行って来てと
渡されたお賽銭の重いこと。

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代わりに泣いている桜。

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傘のように涙の雨を受ける桜。

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行くひとに花びらを注ぐ桜。

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涙をこらえて働くひとの為に
咲いていた桜。

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春一番のような強い風が
確かにこの時期、毎年吹いて。

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桜前線、今年は万感の思いを運んで
どうか優しい屋根を作って。

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若者活躍中。拡散希望だそうなので貼っときます。
送りたいひとは注意事項をよく読んでね。
必要物資・支援要求マップ 311HELP.com
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by ekoekolove | 2011-04-11 07:06 | 散文

辛夷

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春のカーテン
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春の飾り窓
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春のフレーム
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春の絨毯
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春のまどろみ
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春の...
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by ekoekolove | 2011-04-06 21:53 | 散文

やさしいひとたち

こちらに戻って来る途中
やさしいひとたちに会いました。

電車が動かず、余震も続いている。
正確な情報が、まだわからない。

でもひとまず、我が家へ帰らないと。

初めて乗るバス、降りる停留所の目安はつけておいたけれど
迷ったらどれくらい、歩くことになるのか。
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そんな不安を抱えて、バスを待っていた時。

最初はなにやらエネルギッシュな、おじいさんでした。
お連れさんの女性は親戚の方かと。

誰に話しかけているのかわからないけど
テンションの高さに、思わずみんな吹いて。

女性は外国から来て、日本の企業に勤めているとのこと。

知らないおじいさんに、帰り道の指南を受けて
ちょっと困っているようでした。

同僚はみんな日本人で、泣いているのは私ひとりです。
そう言って笑う。

私はカソリックだから、怖い時は神様に祈ります。
そう言って、震えている。

会話は色んなひとに広がって
三田のお嬢さんのおうちから帰って来た
と云う母くらいの女性が
帰り道が判らないひとの道順を
地図で確認してくれました。

バスが着いて、それぞれ席に座る頃には
張っていた糸がゆるみ
みんなあたたかさにほっとしたようでした。

神様に祈ると、足を踏ん張っている彼女には
ただ聞いてあげることしかできないから
携帯の番号を渡して
手を握って、バスを降りました。

エネルギッシュなおじいちゃんがいなければ
会話は始まらず
泣き笑いの女性がいなければ
あたしも参加はせず
三田から帰って来た女性がいなければ
誰を頼っていいかもわからず。

彼女の手の温かさに、あたしはほっとしたし
ありがとうと言うゆるんだ瞳に
あたしはどれだけ励まされたか。
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ありがとうはお互い様。

そして不安や恐怖や、自責や、他責も
人間なら持っているもの。

否定せず、分かち合えたら。

やさしいひとたちは確かにいて、明日もいる。

やさしいひとたちの気持ちは伝染して
不安をも包み、あたためてくれます。

ソースのないことは書きません。
これは実話です。
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by ekoekolove | 2011-03-23 12:22 | 散文