歌花史庵 かかしあん

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出所

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今日はPCからアップできるのに
クセで携帯で撮ってしまった。

今日の朝ご飯。

今までにないほどしょぼいんですけど。
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黒糖パンかと思ったら、なんの味もしない。
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野菜とカニカマのサラダ。

青じそのドレッシングが好きではないし
カニカマが臭気を放っていたので、速攻で蓋を閉めた。
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番茶と低脂肪ヨーグルトとみかん。
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みかんのこの白いものはなんだ?

そんな訳はないだろうが、これが農薬に見えて気持ち悪かった。

結局、パンを2枚、番茶で流し込んだだけで、朝食は終わった。

それにしても少ない。
誰か別のひとのものと間違えているのではなかろうか?

献立の間違いは時々あるらしいから、考えられなくもない。
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窓から見える空中庭園。

庭園と言っても、芝と貧弱な木が植えてあるだけで
一日で見るのも飽きてしまう。

けれど、ここにはっくんが来ることもあった。
小鳥の声は、唯一の慰めだった。

メジロちゃんもよく鳴いていた。
姿は見えなかったけれど、かわいい声を聴けるだけでも嬉しかった。

退院は午後だったから、否応なしに昼食つき。
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最後になって嫌いなピーマンが出た。

でも肉詰めは大丈夫。

あとは温野菜の酸っぱいものと、なんだか判らない料理
それから、異様にしょっぱいお吸い物。

ピーマンの肉詰めでご飯を食べ、あとは全部残した。
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昼ご飯を食べ終えると、さっさと部屋の片づけをした。
まーさんは13時に迎えに来るから、来たら速攻で帰る為に。

予定より少し早く来てくれたから、13時には全ての支度が終わった。

買って来てもらったお菓子をナースステーションに持って行く。
看護婦にお礼を言って差し出すと、なんの遠慮もなく受け取った。

そう云うもんなの?

担当医にもお礼がしたかったけれど、半端なものは渡さないほうがいいと聞いた。
それに、ふたりいた担当医がふたりとも、今日は休暇だった。

それから、毎日お話してくれた、掃除のおかあさんにもちょっとした物を。
午前中しかいなかったようだから、看護婦に渡してもらうように頼んだ。

本当はよくしゃべったヘルパーさんにもお礼が言いたかったけれど
土曜日だからか、とにかく病棟にはひとが少なかった。


何人かの患者が、家族と共に退院して行く。

その中に入ることができて嬉しい。

まさに出所だ。
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病院から家まで、車だと5分もかからない。

玄関を開けると、懐かしい匂いがした。
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PCを立ち上げて写真を落とすと、444枚。

・・・・・不吉だ。


何をそんなに撮ったのか首をひねりながら見ていると
点滴が落ちる所を連写で撮ったりしていたらしい。

暇すぎて、アフォなことをしたもんだ。

外の空気が吸いたかったから、用事があるまーさんについて行き、お散歩をした。
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もう山茶花の季節。

あちこちで鳥が鳴いている。

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中也さんお久し振り。
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何気ない光景が嬉しく、のんびりとカメラを向けながら立ち止まる。
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屋上庭園のすすきが風に揺れていた。
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こんなおうちに住みたい。
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歩道橋が怖かった。
久し振りの階段。
裸眼だったからよく見えず、下りはまーさんにつかまって降りた。

すっかり弱ってしまったけれど、2、3日で戻るだろう。
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夜は近所のファミレスへ。

せっかくだからダイエットは続けるけれど、今日だけは
頑張ったご褒美に体に悪い物を。
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海老のサラダ。
ドレッシングはチーズとオレンジで迷って、オレンジにした。
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大好物のコーンポタージュ。
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脂だらけのステーキ。

久し振りの濃い味と温かさに、体がみるみる温まった。

胃が縮み、3分の2を食べたら満腹になった。

明日からは粗食にしよう。
体に優しくておいしい物を、少しずつ。

心にも体にもいいに違いない。

長い甲府生活を終え、これからと云う時の入院。

なかなか原因が判らず、検査ばかりだし食事はまずいし
ナースコールを押しても来ないし

不安と不満と空腹で、頭がおかしくなりそうだった。

けれど、お友達も出来て、普段出来ない経験もたくさんした。

知恵がついたと自分でも思う。

もう二度と入院はすまい。
手洗いうがいくらいしか防衛策はないけれど、自分の不調に気をつけよう。


みなさま、いつも読んで下さってありfがとうございます。
コメントを拝見し、閲覧数を見て、ランキングを見ては
ひとりではないんだ
呟きを読んで下さる方がいるんだと
本当に励まして戴きました。

本当に本当にどうもありがとう。

これからも、どうぞよろしくね。
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by ekoekolove | 2009-10-31 20:43 | 日記

最後の晩餐

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まるでウケ狙いのような毎日の食事も、終わりに近づいて来た。

ここでしたためる最後のゆうげ。

かたーい鶏肉と蒸し野菜の上に味のない目玉焼きを乗せた何か。

なめこと何かのみぞれ和え?

何かをゆかりで和えた何か。


全部まずい。


食欲がなくなり、ふりかけご飯すら残してしまった。

昼もインパクトは大きかった。

塩味をつけてカリカリに焼いた鱈に、ウスターソースが添えられていた。

普通の家庭ではそんな食べ方をするのだろうか。

それならお恥ずかしい話だが、我が家では魚の塩焼きにソースはかけない。

おかゆの患者さんには、時々納豆がついて来るという。

そういうのがはやっているのだろうか。

知らないあたしたちが無知なのか。

なんだか自信がなくなって来た。

これまで食べて来た無数の普通の物が、幻のように思える。

おひたしとは甘い物なのだろうか。

さくらでんぶはふりかけの類いか。

バナナはおやつに入りますか。


明日の午後、下界に降りる。

あたしの舌の記憶は間違っているのだろうか。

まずはハンバーグが食べたいと思っているが、記憶の通りの味がするのか。

ここはどこか。

あたしはだれか。

ドグラマグラの読み過ぎか。


うぅ・・・・・



壊れる前に出られて良かった。


明日の午前中さえ乗り切れば、うちに帰れる。

頑張れ、あたし。


下界に降りる勇気を下さい↓↓↓
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by ekoekolove | 2009-10-30 22:13

佳日

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今日は佳い日だ。

まずは朝ご飯。

パサパサ感は変わらないが、よけいな甘さはない食パン。

パサパサパンを飲み込むには最適の牛乳。

それに巨峰。

甲府滞在中に食べたものとは比べるべくもないけれど、酸っぱくない果物は久し振り。

汚物のような野菜は蓋を閉めたまま、牛乳でパンを食べた。


次の佳いことは担当の看護婦さん。

検査等のスケジュールは出ているけれど、いまいち解りにくくて、連日バタバタと移動するのが精一杯だった。

今日の看護婦さんは午前中に部屋に来て、それぞれがどんな検査か、どこに行けばいいのかをあらかじめ説明してくれた。

病院の方針ではなく、看護婦によって違うのがよく解った。

夕べの看護婦は、必要なものを頼んでも結局持って来てくれなかった。

今日のIさんはその場でくれた。
それも、足りなくならないように3日分。

まだ若い。
どう見ても20代半ば。

職業意識が高く、力を抜いて動いている姿が清々しい。
他の看護婦については書くまい。

ナースステーションで私物の管理について、主任に叱られていたなんて書くのも馬鹿らしい。

喫煙所の仲間、Sさんは、5つも6つも、命に関わる病気を持っている。

それでも気丈に、明るく、愚痴を笑いに変えながら前向きに生きている。

彼女のことは、退院したらじっくり書こうと思う。

素晴らしいご主人とまっすぐで屈託のない息子さんと、家庭には恵まれているが、健康運はすこぶる悪いらしい。

ふたりいる担当医のうちひとりが特にひどく、専門病院に転院しながらいくつか手術を繰り返さなければいけないのに、スケジュールを自分たちで決めろと言う。

専門医の説明を受けて部屋を出たとたん、どうするつもりか訊いていた。

馬鹿じゃないのか?
いや、馬鹿だろ。

すぐに決められるかっつーの。

たまたま居合わせたあたしは、ご主人が「あなたのいい評判を聞いていない」という、ストレートな非難を聞いてすっきりした。

おきつねさまのような顔の女医。

退院する時にはお礼にあぶらげを持って来ると聞いて、腹筋がちぎれるほど笑った。

白衣に鳥居でも描いてやろうか。

険悪なやり取りのあと、もうひとりの担当医にが来て、手術の順番のアドバイスをしていた。

Sさんのことは知り合って以来とても心配だったから、少しでも話に整理がついて安心した。

そのあとの昼ご飯。

おいしいとは言えないけれど、ちゃんと咀嚼して飲み込める味だった。

完食したから、胃の不快感が和らいだ。


機嫌良く午後の検査に向かう。

エコー検査というのを初めて受けた。

温かいローラーで体をゴロゴロと調べてゆく。

こんなこともあるのだろうか、硬い枕でバキバキだった首がほぐれた。

軽くなって喫煙所に行くと、なんとSさんの退院が決まったと言う。

思わずやったと叫んでしまった。

手術を受ける為に体力をつけなければいけないのに、ここ最近の食事の怒涛のまずさに、半分も食べられていなかった。

灰汁抜きしていないほうれん草のクタクタ煮なんて、人間の食べ物ではない。

栄養士であるSさんなら、帰宅すれば体調に合った、おいしいものを作って食べるだろう。

医食同源の逆を行くこの病院にいるより、よっぽど元気になるだろう。

知り合いになるひとは、長期入院の患者さんがほとんど。

みな深刻な病気を抱えているけれど、生きようという思いが強い。

ひととして、尊敬できるひとばかり。

生きて欲しい。


まだ今日は終わらないから、佳いことは続くかも知れない。


とりあえずの締めくくりな、Sさんのご主人の言葉を記しておく。


非常階段はそこから落ちる為にあるんじゃない。
生きる為にあるんだ。



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by ekoekolove | 2009-10-29 18:39

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ストレスが最大限に溜まった今日の夕方、救世主のように友達Aが来てくれた。

嵐のような一日だった。

入院に至った経緯もまだきちんと話していなかったから、もう一週間以上前からの記憶を吹き出す。

いつも通り辛抱強く聞いてくれた。

夕飯はおでん。

盛り付けは今までの中で一番きれいだった。

ちょっと期待したが、何を食べてもつみれの味。

おでんの出汁を煮干しでとるな。

離乳食後期みたいに柔らかい、小松菜と人参のお浸しには、砂糖が入っていて甘かった。

スライストマトには塩が振ってある。

あたしの味覚がおかしいのかと思ったけれど、味見をしたAも甘いお浸しに吐きそうな顔をしていた。

まずいを通り越して吐き気のする食事は、噛ますに飲んでも完食できない。

それ以前に、ビタミンを補う為であろう野菜は、火を通し過ぎてビタミンも出てしまっているに違いない。

不摂生な時に必ずできる、口内炎の予兆が二ヶ所出ている。

何日もろくに食べていないし、眠れないので頭がフラフラした。

今日は全部食べなきゃと夕食に臨んだけれど、Aとしゃべりながらでなければ、半分も食べられなかったに違いない。

ビタミンCは一日1,5リットルは飲む緑茶で補っているのかも知れない。

サプリメントを処方して欲しい。

あの栄養士がいること自体、医療ミスだ。

まともなものを食べずに育ったに違いない。

それはお気の毒だが、

あんた、職業間違えてるから。


Aがお見舞いに来てくれると連絡をくれた時、何が欲しいかと訊かれた。

今なら間違いなくビタミン剤とカルシウムだけれど、その時はうさたんと答えて。

どでかい袋をチャリのかごに入れ、夕暮れ前にふらっとやって来た。

喫煙所で待ち合わせ、部屋に案内すると、早速開けさせてもらった。


ピンクのうさたん抱っこ枕。

嬉しくて、いつまでも抱いていた。


うさたん抱っこしたらよく眠れたぉ(*´∇`)
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by ekoekolove | 2009-10-29 06:18

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自分の町を上から見たことはなかった。

低層住宅地域がほとんどだから、町が見えるほど高い建物は学校と病院ぐらいだ。

この病院は、家から10分足らず。

病院も学校も駅も徒歩10分圏内だから、この辺りは地価が下がらない。

住宅密集地にありがちな犯罪が多いのを知らないのか、全国の中でも住みたい街ランキングで上位に入るらしい。

祖父の代からここに住んでいるのに
出て行くあてはないのに

天文学的な金額でこの町に家を買い、移り住んで来るひとを恨めしく思うこともあった。



今は、もっと田舎に暮らしたい。


5時過ぎに目が覚め、部屋のドアを開けてみたら、東の方が明るかった。

屋上に上がって夜明けを撮ることにした。


家からでは絶対に見えない、真っ赤な光線を放つ低い太陽。

どんなに明るい光を作り出しても、このエネルギーには適わない。

ひとは、火傷をせずに火を掴むことなどできないのだ。

火を操ろうとする人間が小さな猿に、太陽が語らずともバチバチと燃え盛る無間の溶解炉に思えた。


最後の写真の空の下に、我が家がある。

早く帰りたい。


ええ屋上は禁煙ですけれど煙草吸いましたよ?
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by ekoekolove | 2009-10-28 06:52

まちこちゃん

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今日は気持ちのいい1日だった。

朝は雲ひとつなく、午後は白い雲が風に流されるのも清々しく、日差しの暖かさは体をほぐしてくれるようだった。

夕方、廊下をふらふら歩く主治医を見つけた。

まだ30代に見えるが頼りになるお兄さんと言った感じだ。

ただし、言うことや物腰だけ。

ひょろひょろに痩せていて、身長だけが伸びた高校生のようだ。

喫煙所仲間が先生の「骨組みは…」と口走ったことから、愛称は骨に決まった。

骨にシャワーを浴びたいと言うと、お許しが出た。

火曜に来院する直前、具合の悪さを押して髪を洗って以来、初めてお湯を浴びられた。

6時に配られる食事をさっさと流し込み、ゆっくり温まることにした。


ちっとも楽しみではない夕食には、小皿に盛ったピンクの粉が添えてあった。

どう見ても、さくらでんぶ。

・・・・・・・・・・・・


喰えるかこんなもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


絶対栄養士の若い女、市販の食いもんを基準にして計算してやがる!!!!!


こんな糞甘いもん飯に乗せて喰えるか!!
楽しないで汁物つけろーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!


叫んでもすっきりしない。

昼ご飯は塩ジャケに醤油がついてきたし、煮物にはみりんではなく砂糖がたくさん入っているし、体に悪そうで完食できない。

胃の調子がなんだかおかしいが、骨に言うべきか。

「先生、あの栄養士さん(略)」


消灯の9時を過ぎて、にわかに病棟が騒がしくなった。

どこかの部屋のおばあちゃんの「まちこちゃん」が始まった。

いつもは昼間、か細く「まちこちゃ〜ん」と呼ぶだけだが、今日の彼女は一味違う。

切り口上で「まちこちゃん!!」と声を張り上げている。

2分ほど呼び続けて、まちこちゃんがいないのが解ったのか、次はおかあさんを呼び始めた。

迷子のような悲痛な叫び。

それでおかあさん来ても怖いけど。


あまりの叫びに我慢ならなくなったひとがいた。

どこかの部屋のおじいちゃん。

何を言っているのか解らないけれど、おばあちゃんに負けず劣らずの怒号。

1分もすると、怒鳴り声は絶叫に変わった。


看護婦が走る。


・・・沈黙。。。


ぶっちゃけ、死んだと思いました。

断末魔っぽかったもん。

でもその後、何事もなかったかのように静かになったから、ふたりとも騒ぐだけ騒いで眠ったらしい。

今は、隣室のおじいさんが苦しそうに咳き込んでいる。

どうもあたし、眠れなそうだ。

てかここ、普通に内科だよねと思うひととき。


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by ekoekolove | 2009-10-27 22:03

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午前の終わり頃、やっと点滴の針を抜いてくれた。

再三頼んでいたのに、その場で対処してくれない看護婦も多い。

段々、てきぱき動いているようで実は怠惰なひとが見分けられるようになった。
担当医師はすぐになんとかしてくれるひとだけれど、外来も受け持っているのであまり捕まらない。


今朝はサラダに、生の人参とレーズンが入っていた。

青じそのドレッシングも嫌だった。

残す代わりに、今日はパンにマーガリンをつけた。

最近若い栄養士に変わったのだという。

どんなものを食べて育ったのかと思うほど、めちゃくちゃな献立。

毎回ご飯が出る度、もうこれだけは勘弁して欲しいと思う。

その内食うもんなくなるんじゃないか?

食事はうんざりだけど、今日は暖かくて気持ちがいい。

非常口から覗いたら富士山が見えたので、屋上に撮りに行った。

ビルの向こうの小さな富士山。

浜松に行きたくなった。



妊婦のようなシルエットですが、カバンの影です。
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by ekoekolove | 2009-10-27 13:19

全眼訥々

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喫煙所でよく会うお兄さん。

居酒屋2店舗の店長さんだそうだ。

意識の高さに感服した。

衣食住の中でも食と住は命に関わる。
その気持ちがなければやってはいけない。

新たなバイトが入ると、必ず夢は何かと訊く。

ない、と答える子は絶対に続かないそうだ。

店長である自分がいない間、店員たちがどう対処して行くのかが楽しみだと言っていた。
誰にも頼れない中、やって行くすべを身につけて欲しいと。

年を訊いたら30歳。

周りの30歳はこんなにしっかりしているだろうかと、考え込んでしまった。

退院したらお兄さんのお店に行こう。
どうも変わった、素敵なお店らしい。

目の奥の痛みがとれないので、念の為眼底検査を受けた。

瞳孔を開く目薬を差す。

鏡で目を見て驚いた。

黒目の茶色い部分がなくなって真っ黒だ。

何かのっぺりとした、イラストのような顔だった。

暇な入院生活、喫煙所で常連さんとおしゃべりするのが楽しみになった。
いつも笑い転げている。

色んなひとがいるのだろうけれど、楽しいお友達ができて良かった。

ウィルスはほぼ死滅したようだけれど、この際色々な検査を受けておくことにした。

いわゆる検査入院に切り替わる。

家は近所だし、帰ってもいいんじゃないかと思うけれど、いまだ抗生物質の点滴は続いている。

半端なポジション。

少なくとも土曜までは帰れない。

それまでにウィルスがゼロになっていなければ、やっぱり帰れないのかも知れない。

環境には慣れたけれど、暇には慣れない。

…あ、でも明日から検査で忙しいのか。

井戸端会議ができないのは詰まらない。

ひとりでご飯を食べるのもさみしいな。

夜は恐れていた奴らが出た。

塊人参とピーマン。

人参はグラッセにしてあって、見た目より食べやすかった。

ピーマンは和えてあった生の玉ねぎに、完敗していた。

玉ねぎがものすごく辛い。
こんな病院食って…


ぶつぶつぶつぶつ…
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by ekoekolove | 2009-10-26 18:56

苦手なもの

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妙な好き嫌いのある子どもだった。

嫌いなもの
スポンジケーキ
生クリーム
干し葡萄
オレンジピール
ピーマン
人参
つぶあん
セロリ
牛乳 などなど

今でも干し葡萄、オレンジピールを筆頭にドライフルーツ、ピーマン、人参は苦手。

ピーマンはGさん流がーっと煮は好きになった。

人参も人参臭がきつくなければ平気。

ドライフルーツも、シリアルに入っている固いやつや、パウンドケーキに混ぜ込んであるものなら大丈夫。
皮の舌触りが苦手なのだ。
子どもの頃はそれで偏頭痛を起こすほど苦手だった。
最近は味蕾が減っているのか、昔ほど過敏ではなくなって来たが、選んでは食べない。


そんなレーズンが、パンに練り混まれてあたしの朝食にやって来た。

はみ出るほどのレーズン、どうもありがとう(涙目)

袋ごと温めてあって、ホカホカしていた。

ありがたいレーズンもホカホカ・・・

ホントはミルクティーか牛乳で飲み下したかったが、ついて来る飲み物はいかんせん番茶。

番茶にレーズンパン。


コーヒーを残しておけば良かったと後悔しつつ、モソモソと咀嚼した。

しかしこのレーズンパンの甘いこと!

完全な菓子パン!
野菜炒めに合わない合わない!

頭の中でぶつぶつぶつぶつ言いながら結局完食したけど、何か?

昨日の昼から出た食事にはすべて、人参が入っていた。

根っこのくせに青臭い奴。

今までは素材殺し風味付けで食べられたけれど、次はどうなるか。

ピーマンが出た時はどうなってしまうのか。

食事が出るようになって、入院生活にスリルが加わった。



あ、先生が怒ってる。
わがままなお年寄りの診察時はまるで幼稚園の先生。↓↓↓クリックプリイズ↓↓↓
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by ekoekolove | 2009-10-26 12:10

深夜病棟

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3時20分。

目が覚めた。

ミン剤でずっと快眠だったが、夕べは眠れず、9時の消灯から1時間近く、暗くした部屋で輾転反側していた。

それでも、5時間は寝ている訳か。
眠ければ昼寝をすればいいし、無理に寝る必要はない。

入院してから、頭痛の為にこの時間に目が覚めることはあったが、意識がはっきりしていたことはない。

いつも痛む頭を無理に持ち上げ、枕元の鎮痛剤を燕下するだけだ。

こうしてはっきり起きてみると、病棟は色んな音がする。

まずは隣室のおじいちゃんの鼾。

おじいちゃんとは限らないが、なんとなくおじいちゃんの気がする。

看護婦さんたちの話声。

この病棟はお年寄りが多いせいか、結構気にせず大声で喋っている。

それから、何かの作業の音。

いつもは聞こえない、若い男のひとの咳払いが聞こえる。
業者か。

昼間邪魔になってできないことを、深夜にやっているのかも知れない。

夜中の病院は正直恐かったが、不気味さは微塵もなかった。

我が家の方がよっぽど怖い。

7時半にならないとタバコを吸いに行けないから、それまでなんとかやりすごさなければ。

そうだ、コーヒーを買いに行こう。


5時になってからにしよう…
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by ekoekolove | 2009-10-26 04:55